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171.利尻岳
                                
※最下段に【コース紹介】有り

山名の呼び 所在都道府県 標 高 登頂年月日 年齢 備  考
りしりだけ 北海道 1,721m 2010年7月4日 119 深田久弥の百名山

    利尻岳は憧れでしたが、我々夫婦には無理な山と諦めていました。ところが、
    今年春の韓国済州島漢拏山ツアーに参加し、初めて一日10時間以上歩きま
    した。それで、ちょっと自信がつき、利尻岳登山に挑戦することにしました。

                            利尻岳をバックに
                     

 【2010年7月3日】 
     仙台発10:30ANA4751便にて千歳へ。千歳でANA4929便に乗り換え14:00に利尻空港へ
     到着。出迎えに来てくれた「旅館なりた」のご主人の車で、旅館へ到着しました。
     宿については行く前に調べ、フェリーターミナルに近く、手頃な宿で、家庭的なおもてなし、そして
     空港と登山口の送迎をしてもらえる、と言ったところから選びました。
     この日としてはまだ時間があったので、宿のご主人に教えてもらい、ペシ岬という名所に行きました。

                 旅館なりた                            ペシ岬 
     

 【2010年7月4日】       
     さぁ、今日はメインイベントの利尻岳登山です。12時間ぐらいかかることを考えて、宿を朝4時に
     出発しました。そして、鴛泊コース登山口に着いて準備をし、4:25にいざ登山開始です。
     利尻島には熊もヘビもいないそうで、これはすごく嬉しいのですが、心配は混雑しての渋滞です。
     前日にフェリーターミナルで見た利尻登山カレンダーによると、この日は大渋滞の日になってます。
     しかし、周りを見るとそれほど人が多いとも思えません。結果、この日は普通で、そんなに混み合う
     ことはありませんでした。あのカレンダーは何なんでしょう。利尻岳もブームが去って落ち着き、予想
     される登山客は来なくなったのでしょうか。

                           利尻岳登山カレンダー
          

     利尻岳の登山が大変な理由が、もう一つあります。それは、携帯トイレ使用が義務づけられている
     ことです。この山にはトイレがなく、変わりに携帯トイレを使うブースが何ヶ所かあるのです。そして、
     使った携帯トイレは自分で持ち帰り、登山口に戻ったら指定の回収ボックスへ投入するのです。
     これについても心配でしたが、登山を開始すると所々にあり、まぁ無事用を足すことができました。
     肝心な登山そのものですが、前半は森の中、5合目を過ぎると灌木の中の歩きです。そして、9合目
     へ到着。ここからがやゝ大変でした。登りがきついことと、下が赤砂利で崩れやすく歩きにくいのです。
     それでも、11:00に山頂に到着。午前中に頂上に着くことができました。そして、そこは素敵なお花
     畑で、本当に登ってきたかいがありました。しかし、展望はというと、礼文島も北海道本土も、当然
     遠くロシアも何も見えませんでした。それでも、本州各地で落雷や大雨の梅雨の時期に、雨に遭わず
     に登山ができていることを幸せと思いましょう。

              利尻岳山頂                           歩きにくい赤砂利
     

     11:30に下山を開始。お疲れモードで歩きつづけ、15:45に登山口に到着しました。行動時間は
     実に11時間20分となり、我々の最高記録となりました。疲れましたが満足感でいっぱい、この登山
     が完遂できて本当に良かった良かった。

 【2010年7月5日】       
     今日は予備日です。登ったは良いが疲れて降りられない時は、8合目付近の避難小屋に泊まろうと
     思って、シュラフも持っていったのですが、嬉しい誤算で必要なくなりました。
     そこで、上手くいった時は礼文島に行こうと思っていたので、そういうことになりました。鴛泊9:30発
     のフェリーにて礼文島香深に10:10到着。礼文島にはいくつかのトレッキングコースがあるのですが、
     この日は「フラワーロード」と呼ばれる「桃岩展望台コース」を歩くことにしました。コースは人もいっぱい
     でしたが、それ以上にいっぱいいっぱいの花々が目を楽しませてくれました。

              フラワーロード                          お花畑と海岸
     

     帰りは礼文島香深発16:10、鴛泊着16:50のフェリーとなりました。
     礼文島のお花ロードは本当に良かったのですが、やはり風があって遠くは見えない状態で、一番楽し
     みにしていた礼文島から利尻岳の眺めはまったく駄目でした。残念・・・!

 【2010年7月6日】       
     この日の帰りの飛行機は午後なので、午前中はサイクリングで姫沼に行き、お昼は利尻ラーメンを
     食べて過ごしました。

                 姫 沼                            利尻ラーメン
     

     そして、宿に戻ってご主人の車で空港まで送っていただき、利尻発13:50ANA4930便にて千歳へ。
     千歳でANA3140便に乗り換え、16:20に仙台空港へと到着しました。
   

 ※ 特別な花       
     利尻島・礼文島にはリシリ何とかとか、レブン何とかとかいろんな花に出会いましたが、特別な花
     と言ったらこの二つでしょうか。

       首を垂れた利尻島姫沼のチシマアザミ         エーデルワイス似の礼文島のレブンウスユキソウ 
     

  【コース紹介】   ※下段は私たちの通過時間 

      登り = 6時間35分

        登山口  →  4合目  →  5合目  →  6合目  →  7合目  →  7.5合目  →
         4:25     5:10/5:20   5:57/6:00   6:25/6:28   6:53/6:58    7:35/7:58

        8合目  →  避難小屋  →  9合目  →  (休憩)  →  (休憩)  →  利尻岳山頂
       8:15/8:24    8:40/9:00   9:30/9:42  10:08/10:17  10:35/10:45     11:00

      下り = 4時間15分

        利尻岳山頂  →     登山口
         11:30            15:45

      総行動時間 = 11時間20分


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