170.ナメトコ山
※最下段に【コース紹介】有り
山名の呼び | 所在都道府県 | 標 高 | 登頂年月日 | 年齢 | 備 考 |
なめとこやま | 岩手 | 860m | 2009年11月29日 | 118 |
宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」のナメトコ山が実在することを
知りました。それで、行ってみようということになり、さぁ行こう。
ナメトコ山の山頂
ホームページには登った方の2年前の記事がありました。人が踏みしめた道があり、沢から
はずれた道には赤い目印があって、登り時間は50分となってました。
透明ガラスの看板 通行止めの看板 通行止めのゲート
花巻南インターを出て豊沢川沿いに県道12号を行くと、分かれ道手前の橋があり、橋の欄干に
りっぱな透明ガラスの看板がありました。透明な上に白文字で山が描かれており、ナメトコ山は
すぐに分かりました。
しかし、赤く見えてる文字、これが気になりました。「登山道は整備されていませんので登ること
は出来ません。」と、書いてありました。ウ〜ン、悩んでもしょうがない、ホームページの方の記事
を信じて行こう。そして、橋を渡りきってすぐの県道234号への分かれ道を右折すると、ガ〜ン!
すでに冬期通行止めの看板、その10m先には間違いなく閉鎖されたゲートがありました。
ウ〜ン、さすがに今度は真剣になやみました。・・・が、しょうがない歩こうと言うことで、準備をして
出発です。
林 道 ナメトコ山登山口 最初の赤マーク
片道1時間半、往復3時間を余計歩くことになり、時間だけは本格的な登山となってしまいました。
県道は舗装されていましたが、当たり前ですが林道は当然舗装されてません。しかし、それだけ
ではなく、写真の通り藪になりかけていて、車できたら枝や硬い草の茎とかで車が相当傷みそう
です。さらに、崖崩れの個所もあって、林道は車では来ない方が良さそうでした。
何だかんだ言いながら登山口に到着。山頂で食べる予定だった昼食を登山口で食べることになり
ました。
さぁ、いよいよ出発です。沢沿いに登るということなので、何となく人が踏みしめたような所を登って
行き、初めての赤マークを発見。ここからは安心して登れると思ったのですが、赤マークから次の
赤マークがちょっと遠いのと、古くなってペンキが擦れてきているし、布は脱色して薄汚れて見え
ないということで、順調というわけにはいきませんでした。
直登コース 笹の藪漕ぎ 笹藪の赤マーク
さらに、急な直登コースとなり、元々ちゃんとした登山道がないうえに落ち葉があって、コース
ははっきり言って認識できませんでした。それでも赤マークと所々にあった虎模様のロープを
目印に何とか尾根に到着。さぁて、ここからがまた大変、背の高さ以上の笹藪でまったく前が
見えませんが、微かな人が踏みしめた道らしきものを便りに前進。木の赤マークも笹藪に隠れ
て良く見えない。
それでもやっと山頂に無事到着、時間は予定より相当オーバーでした。
ところで、なめとこ山の熊には逢うことができませんでした。残念!
でも、怖い熊には出会いませんでした。よかった、よかった!
【コース紹介】 ※下段は私たちの通過時間
*
赤色は本来なら車で行けた行程
幕舘橋 − 林道入口 − 登山口 − ナメトコ山山頂 − 登山口 − 林道入口 − 幕舘橋
10:35
11:20 12:00/12:20 13:55/14:15 15:05 15:35 16:15