133.金華山 ※最下段に【コース紹介】有り
山名の呼び | 所在都道府県 | 標 高 | 登頂年月日 | 年齢 | 備 考 |
きんかざん | 宮城 | 445m | 2006年11月3日 | 112 |
金華山は牡鹿半島の突端にある島で、島全体が黄金山神社の神域となって
おり、恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられ、地場の信仰の対象と
して有名です。神社付近を除く大部分が国有地で、南三陸金華山国定公園と
して指定がなされたため、手つかずの自然が多く残されていて自然のシカや
サルが生息しています。黄金山神社の裏には登山道があって、山頂の大海紙
神社まで登山が可能です。山頂より島の東側まで下ることができ、そこから
北側、南側に道が分かれています。
南側には金華山灯台を経て島を半周する
ルートがあります。
北東部は道が整備されていないか、もしくは風化により道
が断絶していて非常に危険で、
遭難者がでることもまれでないということです。
船からの金華山
汽船乗車者専用の駐車場に車を止め、鮎川港から朝一番8:30の船で出発です。約30分で
金華山の桟橋に到着。そこから、黄金山神社までは観光客と一緒です。
鮎川港 シカさんといっしょに
黄金山神社からは登山となるわけですが、山頂に向かったのは3夫婦と2・3人でした。
そのうちの一夫婦は信仰のお参りでした。山頂の大海祇(おおわだつみ)神社に着くと
御神酒をまいて清めしっかりお参りしてました。
観光地の黄金山神社 行く人も少ないであろう山頂の大海祇神社
金華山頂上
山頂から引き返さず、太平洋側へ向かったのは2夫婦でした。道を聞かれたのですが、こち
らも初めてなので分かりません。彼らはすたこらとさっさと行ってしまい、その後二度と会いま
せんでした。出会ったのは、シカとサルとヘビでした。
千畳敷が近づいてくると、さぁ大変・・・!
行く人も少ないであろう千畳敷をふたり占め 金華山灯台
松の木がそちらこちらで倒れており、道を遮断していました。障害物競走どころじゃありません。
その後、灯台の手前で調査に来た人と出会いました。「2年前までは青々とした松林でしたが、
松食い虫におかされ弱くなっていたところに、先日の台風並に発達した低気圧でやられてしま
った。しかし、今月末までには何とか道だけは開通させる。」とのことでした。ということは、私たち
は道なき道を歩ってきたというか、飛び越えてきたということでしょうか。しかし、本当に驚きです。
松林の松が根っ子ごと倒れているものあり、途中から折れているものあり、空が広々と見えて、
林の景観はなくなって荒れ地になってしまってました。
そんなわけで、疲れてやっと灯台に着いて一休み。しかし、ここから最後の約5kmのだらだら道路
となるわけで、だらだら歩ってやっと桟橋に到着。3時15分発の船で無事鮎川港へ帰ることができ
ました。
【コース紹介】 ※下段は私たちの通過時間
桟橋−(2.1km)−大海祇神社−(1.7km)−千畳敷−(3.3km)−金華山灯台−(4.4km)−桟橋
9:20
10:20/10:40
11:30/11:40
12:56/13:10 14:40