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103〜106.燕岳−北燕岳−大天井岳−常念岳     ※最下段に【コース紹介】有り 

山名の呼び 所在都道府県 標 高 登頂年月日 年齢 備  考
つばくろだけ 長野 2,763m 2004年7月27日 107 二百名山
きたつばくろだけ 長野 2,750m 2004年7月27日 107  
おてんじょうだけ 長野 2,922m 2004年7月28日 107 二百名山
じょうねんだけ 長野 2,857m 2004年7月29日 107 深田久弥の百名山






  
撮影場所 : 大天井岳の大天荘前

  
右奥 : 槍ヶ岳

  左奥 : 穂高

  手前 : 槍への喜作新道の稜線











  北アルプスの入門コースである燕岳から蝶ヶ岳への表銀座を目指しました。大天
  井岳・常念岳に続く稜線は、多くの登山者が雲上の散策を楽しむ、槍・穂高を望む
  気持のよいコースです。そのなかで、安曇野からひときわ目立つ常念岳は、美しい
  三角錐の姿をした深田久弥の百名山です。
    

【2004年7月26日(前日)】
 愛車キャラバンにて自宅を5:30に出発。三陸自動車道利府塩釜インターから5:40に高速道路へ入る。
 そして、仙台東道路・仙台南道路・東北自動車道・磐越自動車道・北陸自動車道・上信越自動車道・長野
 自動車道を経由して、豊科インター着12:15。この間、高速道路を出入りすることなく、家の近くのインター
 から目的地のインターまで直通で、通しの料金が11,250円ということでした。
 その後、穂高町の大王わさび農場で昼食をとり、一路今晩の宿泊地である日本秘湯を守る会の中房温泉
 へ。14:15に到着して温泉プールで泳ぎ、露天風呂に入浴し、明日からの登山のための体力を蓄える。

             大王わさび農園                           中房温泉 
     

【2004年7月27日(1日目)】
 朝早く出発したかったので、前日用意してもらった朝御飯を部屋で食べ、5:40に中房温泉登山口から登山
 を開始。さすが北アルプス入門コースです。ほぼ30分おきに、第一ベンチ・第二ベンチ・・・と休憩場所が設
 定されています。

      中房温泉登山口               第三ベンチ                 合戦小屋とスイカ
      

 8:50に合戦小屋へ到着。ここの売り物はスイカです。1/8切れで800円。これを食して、さぁまた頑張るぞ
 と再スタート。10時頃になるとついに燕山荘と燕岳が姿を現す。


   左上の燕山荘と右後方の燕岳        雄大な裏銀座の山々             燕山荘よりの燕岳
      

 10:20に燕山荘に到着。すると景色が一変して、北アルプス裏銀座の山々が目前にありました。槍ヶ岳は
 遠く雲の中に、うっすらとという感じでしたが、登ったかいがあったというものです。このために頑張ってきた
 のですから。

           燕岳山頂                             北燕岳山頂
    

 その後、昼食をとって燕岳へ向かう。ややガスがかかってますが、明日を期待して取りあえず行ってきましょ
 う。12:00に燕岳山頂。さらに北燕岳へ足を延ばすと、コマクサの群落があり、さらに帰りには雷鳥のメスに
 ご対面できました。13:15には燕山荘に到着し、一休み。
 夜は燕山荘のマスターのホルンとお話を聞いてさらに感動し、お疲れで気持ちよい就寝となりました。


【2004年7月28日(2日目)】
 この日の朝食は4時のため3時頃起床。空は地上では見れない満天の星空です。そして朝食後の5時頃に
 はご来光を拝むことができました。すると、この日は快晴です。裏銀座の山々が、そして槍が、壮大なスケー
 ルでその姿を誇っていました。
 

              朝の燕岳                      朝日を浴びる縦走路と後方の槍ヶ岳
    

 準備を整えて5:30に出発。すこし行くと、今度はオスの雷鳥とご対面。そのまま気持のいい縦走路を軽快
 に進む。その間も槍・穂高が常に見守っています。槍へ通じる喜作新道との分岐を過ぎると、ここからは
 大天井岳への登り。一歩一歩登り、大天井岳直下の大天荘へ到着。ここからの槍・穂高は、何と言っていい
 か例えようのないすばらしいもので、今回の最高のお気に入りのトップの写真となりました。その後、大天井岳
 山頂へ。9:30山頂へ到着すると360度のパノラマです。槍・穂高、今来た縦走路が一望でした。さぁ、後は
 今晩の宿の常念小屋へ。しかし、ここからは結構時間がかかりそうです。案の定、単調な道が延々と続きま
 した。


        大天井岳山頂と左の槍ヶ岳               燕岳から大天井岳への歩って来た縦走路
    

 そして、常念小屋に13:13にやっと到着。するとそこには中学生の大人数の団体が並んで点呼中でした。
 後で分かったことですが、170人の団体でした。そのため、小屋の宿泊は6畳間に夫婦5組の10人となって
 しまいました。燕山荘がゆったりできすぎたのであって、ピーク時の事を考えれば、これでもまだそこそこでし
 ょう。さぁ、明日も頑張ろうということて゜、疲れて就寝。


【2004年7月29日(3日目)】
 朝目を覚ますと、雨模様です。2日間は天候に恵まれすぎたので、今日あたりはと心配になりました。台風が
 来ていたので、その影響も気になります。5:50常念小屋を出発。一気に常念岳への登りです。3日目です。
 雨模様です。足が進みません。とぼとぼ登って、7:25やっと常念岳山頂へたどり着きました。石を積み重ね
 た狭い頂上で、皆さん順番待ちで記念写真を撮っていました。私たちも記念写真を撮り終えると、雨が本降り
 となってきました。ここが考えどこです。ここから蝶ヶ岳への縦走路は歩ったことがありませんが、蝶ヶ岳は別
 ルートで行ってます。という分けで、先への進行は景色も見えないし断念しました。

    前日到着直前に見えた下方の小屋と常念岳                 雨の常念岳山頂
    

 常念岳を下山し、常念小屋へ。ゆっくり休んで一ノ沢経由でヒエ平へ降りようと考えていたら、大変です。
 あの170人の中学生が、もうすぐ同じコースを降りるということです。私たちは休む間もなく、急遽タクシー
 を予約して、一路ヒエ平へ向けて下山出発。そして、タクシーの予約時間である12:30ぴったりにヒエ平に
 到着。待ってくれていたタクシーに乗って車のおいてある中房温泉へ。これにて今回の北アルプスの登山は
 無事終了となりました。

           一ノ沢                               中の湯温泉
    

 その後ですが、一日早く山を降りてしまったので、この日は上高地の入口に位置する日本秘湯を守る会の
 中の湯へ一泊としました。そして、次の日は美ヶ原に行き、またまた日本秘湯を守る会の崖ノ湯温泉薬師平
 茜宿へ一泊。さらに、次の次の日は高ボッチ山と花の百名山鉢伏山へ行き、その後帰途へということになり
 ました。



※ 山で出会った花々

      チシマギキョウ          チングルマ         エゾシオガマ         ゴゼンタチバナ
        

     ハクサンフウロ          ハクサンチドリ         ホトトギス(黄色)       イブキトラノオ
        

     イワギキョウ           イワオウギ           イワツメクサ          カニコウモリ
        

      カラマツソウ          コバイケイソウ          コケモモ           クガイソウ
        

       コマクサ          コマクサ(白)          クルマユリ           マルマダケブキ
        

    ミヤナアキノキリンソウ       ミヤマバイケイソウ       ミヤマダイコンソウ        ミヤマキンポウゲ
        

     ミヤマクワガタ         ムカゴトラノオ           オンタデ          センジュガンピ
        

      シモツケソウ           シュロソウ            ソバナ           タカネヨモギ
        

     タテヤマリンドウ         テガタチドリ           トリカブト          ウメバチソウ
        

      ウサギギク          ヤマハハコ
    


  【コース紹介】   ※下段は私たちの通過時間

      一日目 : 中房温泉登山口−(3:00)−第一ベンチ−第二ベンチ−第三ベンチ−富士見ベンチ−合戦小屋
                5:40             6:13/6:20  6:45/6:55  7:25/7:35   8:08/8:20   8:50/9:15
    
         −(1:10)−燕山荘−(0:30)−燕岳−(?)−北燕岳−(?+0:25)−燕山荘
                   10:20/11:30   12:00/12:08   12:26/12:40          13:15
      二日目 : 燕山荘−(0:50)−大下りの頭−(1:00)−休憩−喜作新道分岐−(0:40)−大天荘
              5:30         6:22/6:35      7:33/7:45   8:15           8:45/9:20
             −(0:10)−大天井岳−(0:10)−大天荘−(3:00) −休憩  −休憩 −常念小屋
                    9:30/9:40      9:46/10:17    10:50/11:00 11:42/12:05  13:13
      三日目 : 常念小屋−(1:00)−休憩−雨具着用−常念岳−(3:50)−蝶ヶ岳・ヒュッテ
               5:50       6:23/6:30 7:08/7:18  7:25   
          【変更コース】 常念岳−(0:45)−常念小屋−(3:10)−第三ベンチ  −休憩  −休憩
                 /7:40         8:30/8:40       9:00/9:07  9:42/9:55 10:20/10:30
                  
−休憩  −休憩  −ヒエ平
              
 11:18/11:30 12:08/12:17  12:30
      四日目 : 蝶ヶ岳・ヒュッテ−(2:50)−三股


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