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62・63.両神山−四阿屋山             ※最下段に【コース紹介】有り

山名の呼び 所在都道府県 標 高 登頂年月日 年齢 備  考
りょうかみさん 埼玉 1,724m 2002年4月28日 103 深田久弥の百名山
あずまやさん 埼玉   772m 2002年4月29日 103  

      5月の連休を利用して秩父へ行きました。「両神村の両神山」、何となく怪
      しげな響きですが、その通り山頂手前に両神神社があり山の至る所に石
      仏のある独特の雰囲気の山でした。
      一方、両神山系のはずれの四阿屋山はパンフレットにはハイキングと書い
      てありましたが、いえいえどうして標高の割にはきつい山でした。コースに
      よってはミニ・ロッククライミングを体験できる箇所もありますので、事前に
      充分コースを調べて行く必要があります。

      両神山の最大の問題は白井差口からのコースが禁止及び山頂手前の尾根
      づたいの道が妨害されていることです(
2002年4月現在)。登山客のマナーの悪
      さが一部の地主さんをそうさせたとのことですが、両神村のイメージダウンな
      ので早く何とか解決して欲しいものです。四阿屋山の頂上で会った方は、「白
      井差口から登り始めたら追い返されたので、他のコースに廻る時間もないの
      で変わりに四阿屋山に来ました。」と言っておられました。

             清滝小屋 (連絡先 : 0494−79−1723)
                      …素泊まり3,000円、一泊二食付5,000円

【2002年4月28日(1日目)】

品川の東京宅を5:30に出発し、西武池袋線の特急ちちぶ
号を利用して西武秩父へ。バスを乗り継いで日向大谷登山口
へ行くつもりでしたが、バスが西武観光とか両神村営とかがあ
って戸惑い、一部タクシーを使ってしまいました。
日向大谷登山口を9:45に出発です。登山開始してしばらくは
上り下りの連続で、秩父の山懐の深さを感じさせます。途中か
らは急勾配となり、12:20に清滝小屋に到着です。小屋には
水場もありました。昼食を終え、身軽な荷物だけで13:00に
頂上を目指しました。ニリンソウの群落は本で紹介されている
通り本当にきれいです。しかし、ここからの登りも結構きついも
のでした。道が山腹で狭く、さらに岩場でクサリを使用しなけれ
ばならないところもありました。そう言いながらも山頂付近にな
るとヤシオツツジのきれいな姿が見れます。周りの方の話では
今年は暖冬でやはり早いとのことです。この時期で本当に山頂
付近だけでした。と言うわけで、14:20に山頂へ到着です。
天気は良かったのですが、遠くの山々は霞んでいて当然富士
山も見ることはできませんでした。14:50、山頂を後にして
小屋へ引き返すこととし、小屋へは15:50に到着しました。
            両神山山頂
 

         清滝小屋                   山頂手前尾根の通行禁止          クサリ場
     
 

【2002年4月29日(2日目)】  

       四阿屋山山頂
  5:45、管理人が朝ごはんですと呼びにきました。早い朝食で
  すが、やはりこういうところで食べるごはんはおいしいもので
  す。荷物を整理し、6:30に下山開始です。日向大谷登山口
  には8:10に無事到着しました。
  予定より早かったためバスがないのでタクシーで四阿屋山

  つつじ新道コース登り口の大堤へ。ここからハイキング気分で
  9:15登りだしましたが大変です。入口には確かに健脚向きと
  書いてありましたが、標高772m・100分というコースです。
  ところが、スタートから杉林の急勾配、次は垂直な岩場をクサ
  リを使って自分の体重を持ち上げなければならないミニ・ロッ
  ククライミング、そして木があるから何とか歩ける怖い急峻な
  尾根、これらをクリアして10:35頂上に到着。通常コースの
  薬師堂コースを来た人でも思ったよりきつかったと言ってまし
  た。さて10:50鳥居山コースの下山を開始しましたが、これが
  また大変。パンフレットの地図だけで両神村役場を目指しまし
  たが行けども行けども尾根づたいの上り下り、12:30やっと
  到着。秩父の山はみんなこんな風なのでしょうか。
やはりバス
  の連絡が悪いため一部タクシーを使用して西武秩父駅へ。そ
  して、また特急ちちぶ号に乗って東京への帰路となりました。

     四阿屋山山頂よりの両神山               四阿屋山の初級者に対する注意
   

※ 両神山で出会った私たちにとってめずらしい草花

   
  オドリコソウ         ミヤマキケマン          シロエンレイソウ         ヤマタツナミソウ ?
    
     * ヒメオドリコソウはどこでも見れますがオドリコソウは初めてです。
     * ミヤマキケマンですが、奥には普通のムラサキケマンが写ってます。
     * エンレイソウはどこでも見れますがシロエンレイソウは珍しいです。
     * ヤマタツナミソウと思うのですが?

  【コース紹介】 

      一日目 : 日向大谷登山口−(2:00)−清滝小屋−(1:30)−両神山山頂

             −(1:00)−清滝小屋  

      二日目 : 清滝小屋−(1:40)−日向大谷登山口

             大堤−(1:40)−四阿屋山山頂−(推定2:00)−両神村役場 


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