随筆「横田めぐみさんの娘の記者会見に思う」 2002年10月27日
ーすばらしい人間集団の日本へー
この記者会見にて、私は内容は別にして、久しぶりに統制された、かつては日本に
もいたすばらしい子供を見た気がする。この娘の記者会見の態度はどうであったろう。
裏で国からの圧力もあったであろうに、すばらしい対応であった。個人の資質もある
であろうが、やはり善し悪しはあるものの道徳教育を受け、きちっと躾けられた子供
はこのようにりっぱに育つのだということを改めて痛感した。
今の日本の子供はどうであろう。自由という中にあって、やりたい放題、勝手、わ
がまま、本当の自由の意味を忘れている。それも致し方ないのかもしれない。統制さ
れた国が、敗戦によって一気に自由な国へ変身していった。当然、無理もあり、背伸
びもし、欧米に追いつこうとして、気付いたら正しい方向からづれていたような気が
する。
その点、やはり欧米は昔から規律ある自由世界を築きあげ、自由には制約があるこ
とを身につけ、自由という意味においては正しい道を歩んでいる。
日本はこれでいいのか。横田めぐみさんの娘の記者会見を日本人はどう見たのであ
ろうか。私はこれを見て、思想・国はどうあれ、本当に人間はすばらしいものだと感
じた。そういうすばらしい人間の集団である日本に、ぜひしていきたいものである。