春の一日

                                作品140

                             1980年2月11日作

                              作詞  梓らんこ


  春の一日

       ※詞は知人の梓らんこ詩集「風花」の一節をいただきました。

         そこでシンセサイザの伴奏じゃおもしろくないので、生の伴奏をつける
         ことにしましたが大変でした。
         家に誰もいない日にふたつのテープレコーダとマイクをセット。
         まず、リズムギターを録音。
         そのリズムギターをテープレコーダで再生して聞きながら、別のテープ
         レコーダにベースを重ね録音。
         次に、同様にリードギターを重ね録音。
         何となく伴奏がさみしいので、ストリングスのバックをいれたくなったが
         バイオリンはできない。
         そこで、ハーモニカをだしてきてストリングスの気分で重ね録音。
         出来映えは別にして素人がやれるのはこのへんまでなので、自己満足
         して完成とした。
 

君とすごした春の一日は 風にゆらゆれるカスミソウ

白い思い出がわたしの青春だと 小さくほほえんだ

君のまつ毛にそっと口づけた


君とすごした春の一日は さざ波よせてくる青いうなばら

海のかがやきがあなたみたいだと あかるくほほえんだ

君の細い肩おもわずひきよせた


君とすごした春の一日は 空にさまようカモメ鳥

空の広さがあなたみたいだと やさしくゆれてた

君のすがたに季節がまぶしかった