ある日の君へ

   

                                 作品117

                             1975年11月30日作

                             

          ある日の君へ


大空を見上げてごらん 何処までも青い空が広がっている

小鳥はその中へ飛んで行くのに 

君は何故理由(わけ)もわからず悩んでいるの

海原を見つめてごらん 何処までも蒼い海が続いている

魚はその中を自由に泳ぐのに 君は何故何を気にして躇うのか

   君は誰に遠慮し何を気遣うの 自分に素直に生きてごらん

   きっと新しい世界が待っている 君が夢見ていたすてきな世界が

   すぐそこに

君は知ってるでしょう 美しい花もいつか散ってゆくのを

なのに自分が老いてゆくのを 君は何故今になっても気付かないの

   君は誰に遠慮し何を気遣うの 自分に素直に生きてごらん

   きっと新しい世界が待っている 君が夢見ていたすてきな世界が

   すぐそこに