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      県の電波障害地域のデジタル化始末記

     我が地域、宮城県塩釜市泉ヶ岡は現在、有線によるテレビ受信地域である。というのは、近くの塩釜
    高校の建て替え高層化により、電波障害が発生したためである。
     そこでの課題は2005年12月からのデジタル化に県がどのように対応するかであるが、何も動かな
    ければデジタル放送は送信してもらえないと考え、県へ質問メールを送ることとした。何故なら現在の
    設備はVHFのみであり、UHFの34ch・32chはそれぞれ7ch・10chに変換して送信されており、デジ
    タル用の空きチャンネルはVHFにはなく、当然UHF設備を追加更新しなければならないからである。
     そういう動きをしてきても、2005年12月のデジタル化をひかえ、あと2ヶ月の10月現在で問題が起
    きてきたので、この事例をホームページで取り上げ、動きが加速することを期待することとした。そして、
    この地域のデジタル化がすみやかにスムーズに進むことへ、貢献できればと考える。

                県立塩釜高校                         中継基地群
       

【2004年9月25日】 私から宮城県へメールを送信する。
   塩釜市泉ヶ岡の尾崎と申します。 質問したいことがあるのですが、どちらにどういう形でした
 らよいのか分からな
いため、本メールを送らせていただきました。 私たちの居住地域は塩釜高校
 の電波障害のため、有線でテレビ信号が送信されて
おります。そこで、現在2005年末からデジ
 タル放送が開始されますが、その
移行の計画を教えていただきたいというのが内容です。まだ早い
 ように思われま
すが、決してそうではありません。これから購入するテレビをどうするか非常に大
 きな問題になります。また、移行が一気にデジタル化ということであれば、今
からその旨の地域住
 民への説明が必要となります。電波は当面何年かはアナログ
併用なのですから。 気になることは、
  1.現在、UHFはVHFに変換して送信しており、送信設備はUHFに対応していない。
  2.新デジタル放送を追加するにはVHFチャンネルに空きがない。

  3.そこで、一気にデジタル化という可能性が心配であり、各人がアダプターをその時点で購入
    しなければならない。

  4.逆にデジタル化の動きが鈍く、いつまでもデジタルテレビが見られない。
  
私たちの希望としては、一般地域と同じように、何年間かアナログ・デジタルの 併用が可能なこ
 とです。したがって、ケーブル送信設備にUHF設備を追加し、
一般地域と同等の選択権を与えて
 いただき、
アナログとデジタルの両方の信号送出 をぜひぜひお願いしたいと思います。 県のご
 対応をよろしくお願いいたします


【2004年10月1日】 県の担当部署より、うれしいメールが返信される。
   尾崎 章 様
  先日、御質問いただきました件について、別紙のとおり回答します。不明の点がございましたら、
 当課まで御連絡ください。
             教育庁施設整備課県立施設班 T

                   
TEL  022-211-3353  FAX  022-211-3354
   この度は、県への質問をいただきまして
, ありがとうございました。また、今回の御質問に対しまして、回答
 が遅れましたことをお詫び申し上げます。
   さて
, 「2005年末からデジタル放送が開始されますが, 移行の計画を教えてください」との御質問にお答え
 いたします。
  地上デジタルテレビジョン放送につきましては
, 2003年12月1日に関東、中京、近畿の3大広域圏で既に
 開始されています。宮城県では2005年12月にNHK
, 2006年半ばから民放でデジタル放送が開始されると
 報道されています。現在のアナログ放送は並行して実施された後2011年7月24日で終了し、以後は地上デ
 ジタル放送のみになります。
  次に
, あなた様が利用されている塩釜高校による電波障害のための、有線によるテレビ受信設備に関して
 ですが、県としては一般地域と同等に、アナログ放送及びデジタル放送の双方に対応する送信設備の
 整備は必要であると考えます。

  今後、国の放送に関する主務官庁である総務省からの情報や各放送局の動向を見定めながら、整備方針
 や整備計画及びスケジュール等につきまして、適宜、お知らせして参りたい
と考えておりますので、御
 理解を賜りますようお願い申し上げます。
                                宮城県教育庁施設整備課長  熊谷 龍一


   うれしいではありませんか、全面的にやりますという回答でした。これで、アナログでは写りが悪く、また電
  波障害も起きたこの地域でのデジタル化への問題は何の心配もなく、中継基地が必要とか、改めて新しく
  UHFアンテナを個々の家庭がたてる必要もなくなることになります。

【2005年5月15日】 町内会総会にてこの内容を説明し、幹部にこの経緯のコピーを渡す。そして、
               今後はこの地域の問題として、町内会として動いてもらうように依頼一任した。

【2005年10月1日】 
   
デジタル化まであと2ヶ月となりましたが、県からも町内会からも何も言ってきません。今の社会はこんなも
  のだとあきらめてる感もありますが、このような地域民の期待を裏切るような行為に対しては敢然と立ち向か
  うべきと考え、私として動きを開始しました。それにしても昨今、催促されないと動かない組織・人が何故多く
  なったのでしょう。結果ではないので、動かない動けない時は、その旨の事情を説明することが必要であり
  大切なのです。当たり前のことですが・・・。
               そこでまず県へメールを送信しました。
  尾崎と申します。 先のメールのやりとりについての経過をお知らせ願います。 この内容につきましては
 塩釜市泉ヶ岡町内会の総会において
町内会長に一任しましたが、その後どうなったか何の報告も ありませ
 ん。私どもの町内会からそちらへ、依頼的なものは
あったでしょうか。あったなかったにかかわらず、その後
 の進捗はいかがでしょうか。
12月において、私はデジタルテレビを購入する予定はない ですが、いずれに
 せよ12月の時点以降にデジタルテレビを
接続すればデジタル放送が受信でき、またアナログ受信もで きる
 ということでよろしいでしょうね。

【2005年10月5日】 県の担当部署のT様より電話がありました。
   
内容はT様の立場がよく分かるものであり、よくあることで、「あの時は良い回答をしたが、現時点では
  ・・・」というように受け取れる苦渋の電話でした。いろいろ話し合いましたが結論がでるわけでもなく、後は
  正式回答メールをもらうということで電話を終えました。

【2005年10月6日】 町内会幹部の方へ電話をしてみました。
   
内容は、これまたよくある話で、何も動いていないという回答でした。いろいろ話し合いましたが、結論が
  でるわけでもなく、県の正式回答メールがきたらまた電話しますということで電話を切りました。

【2005年10月11日】 県の担当部署のT様へ電話をしました。
   
こういうことはやりたくないのですが、正式ではなく裏の話として次のことを言わせてもらいました。
     1.今後この経過を私のホームページ上で実況中継する。
     2.私の隣の家の方は元県のお偉さんであり、現在塩釜市のお偉さんのSさんです。この方の家も
       電波障害の対象です。
   これにより、ひょっとしたら上司の方が考え直し、T様が動きやすいと考えたからです。しかし、それでもあ
   まり良い回答はもらえず、逆にアナログからデジタルになったら電波障害はなくなるかもしれないというよ
   うなことを言い出したので、それならそれを実証して下さいと言っておきました。
    
さらにですが、例え万が一UHFアンテナをたててデジタル放送がきれいに受信できたとしても、
   それでいいということではなく、県の課長さんがいったん設備必要と認めて整備すると言ったこと
   を、何の情報もよこさず放っておいて動かなかったということが問題なのです。さらにさらにですが、
   電波障害が起きたことによって有線化したので、各家庭ではアンテナをはずし廃棄したところもあ
   るのですよ。不必要になって廃棄したアンテナをふたたび自前で買えというのですか。さらにさらに
   さらにですが、普通の家庭では何台かのテレビがあり、すべてを一度にデジタルテレビに買い換え
   るなんてできませんよ。そうしたら現在の有線とアンテナからの信号を混合器でミキシングするとか
   など普通の家ではできない工事も必要になってきますよ。県はそういうことを電波障害を起こした
   責任という観点からどう考え、どう処理するつもりなのですか。県の電波障害さえなければこんな
   ことにはならず、ただデジタルテレビを購入するだけでデジタル放送が受信できたのに。
こんなこと
   を言いたかったのですが、この日はやめておきました。

【2005年10月13日】 各放送局及び東北総合通信局に本地域のデジタル化に対する
               問い合わせメールを送信し、情報収集をしました。
 ☆☆問い合わせメール
   12月からデジタル電波が発射されますが、中継基地局にて周波数変換して受信している地域は、デジタ
  ルも同様に中継基地局にて変換して送信されるのでしょうか。それとも直接の電波を受信しなければならな
  いのでしょうか。アナログの場合に直接では写りが悪いのですが、デジタルにおいてはどういうことが考えら
  れるでしょうか。具体的な地域は、宮城県塩釜市の泉ヶ岡・西町等の地域で、基地局は塩釜高校敷地内に
  あります。ご回答のほど、よろしくお願いいたします。
 
★★東北総合通信局の回答メール
   
東北総合通信局 放送課 若生(わこう)と申します。
   ご質問をいただきありがとうございます。さて、宮城県の場合、本年12月よりNHK等が放送を開始し順次
  デジタル化を進めます。放送事業者に対しては、現在のアナログ放送と同等のエリアを確保するよう要請し
  ており、放送各社が中継局の置局を検討している段階です。よって、具体的な時期を提示する状況には至っ
  ておりません。(概ね年内(12月頃)には、具体化する予定です。)尾崎様宅の環境(受信機器の状態)にも
  よりますが、地上デジタルテレビ放送の放送エリアは、現在のアナログ放送と同等のエリアを想定し放送され
  ますが、デジタル方式の特性等から、境界部分での受信状態は相違するものと考えられます。地上デジタル
  テレビ放送では、全ての局が「UHF帯」の周波数で放送を行いますので、現在の親局(UHF帯)の放送(宮城
  テレビ34chや東日本放送32ch)が、地形的な影響などから、全くご覧いただけない場合は受信が難しいか
  も知れません。しかし、デジタル方式の特性として、受信電界(到来電波の強さ)が一定の強さを満たせば、
  送信点と変わらない鮮明な画像でご覧いただける仕様であることから、現在ゴースト等の障害が強く鑑賞に
  堪えない受信状態であっても、乱れの無い画像で受信することが可能です。 (逆に映らない場合は全く何も
  映らない事となります。) 尾崎様宅の現在の状況が、ゴースト障害により親局の放送をご覧いただけない
  場合はデジタル化により改善される可能性が高いと考えられます。今後、デジタル放送に関すること及びアナ
  ログ放送の停波に関して、より一層の情報提供を行って参りますのでご理解とご協力のほどよろしくお願いし
  ます。
               若 生  充  (わこう みつる)
               mailto:mitsuru-wako@rbt.soumu.go.jp
               総務省 東北総合通信局 放送部放送課(デジタル推進担当)
               http://www.ttb.go.jp tel.022-221-0700 fax.022-221-1808
               〒980-8795 仙台市青葉区本町3-2-23
 ★NHKの回答メール
   いつもNHKの番組をお楽しみいただき、ありがとうございます。宮城県の地上デジタル放送は、本年12月
  1日に大年寺山送信所(アナログ放送と同一場所)から電波が発射される予定です。他の中継局につきまし
  ては、2011年までに順次デジタル化していく予定ですが、デジタル放送はアナログ放送と比べ電波障害に
  強いという特徴があるため、現在、中継局の電波を受信している地域でも大年寺山送信所の電波が良好に
  受信できる地域が広がると考えております。これにつきましては、財団法人 地上デジタル放送推進協会の
  ホームページにある「放送エリアのめやす」情報を参考にいただけたらと思います。
                        http://www.d-pa.org/
   ご相談頂きました、塩釜市の泉ヶ岡・西町地域につきましても大年寺山からの電波が届く地域と考えられま
  すが地形や建物などの影響により受信できない場合もあります。
   今後ともご高配賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
               ▼電話受信相談窓口
                   電話 0570−00−3434
                   時間 9:00〜22:00(年末年始除く)
               -------------------------------------------
               NHK視聴者技術センター(視聴者技術計画)
               平山 森王
 ★仙台放送の回答メール
   いつも仙台放送をご覧いただきありがとうございます。
   12月からデジタル放送を開始致しますが、12月に開局するのは仙台局のみです。また、デジタル放送は
  現在のアナログ放送とは方式が違うため、現在の中継局をそのまま活用してデジタル放送を行うことはでき
  ません。電波の飛び方はアナログとは違うので、中継局の配置も再検討することになります。塩釜エリアで
  すが、今のところの調査では仙台局の電波を受信できるのではないかと思われます。尾崎さんのお宅では
  西塩釜の中継局をご覧になっているとのことですので、仙台向けのアンテナの追加もしくは現在のアンテナ
  の再調整が必要です。(電波はUHFです。UHFアンテナが仙台方向を向いていたらそのままで大丈夫な可
  能性もあります。)現在すでに試験電波が日中出ておりますので受信できる環境であればご確認頂けるかと
  思います。また、尾崎さんのメールアドレスを拝見したところケーブルテレビに加入されているのでしょか?
  ケーブルTVに加入されているのであれば、ケーブルTVが再送信されると思います。詳細はエリアのケーブ
  ルTVにお問い合わせ下さい。
   今後とも仙台放送をよろしくお願い致します。
                (株)仙台放送
                   デジタル放送センター デジタル推進グループ
                   森本 健次郎
                〒980-0011
                仙台市青葉区上杉5-8-33
                TEL   022-267-1223
                FAX   022-215-0722
                E-MAIL moriken@ox-tv.co.jp
 ★ミヤギテレビの回答メール
   尾崎 章 様
   日頃よりミヤギテレビをご覧頂き有難うございます。12月から本放送を開始するのは仙台の送信所のみ
  です。中継局については今後順次整備していく予定です。建設時期については検討中です。大変申し訳ご
  ざいませんが、各種条件で状況が異なるため個別の場所について放送局側から受信の可否を申し上げる
  ことは出来ませんのでご了承ください。(計算上はエリア内ですが受信できる可能性もありますし出来ない
  可能性もあります) なお、現在本放送と同出力で試験電波を発射しております。電気店等とご相談の上、
  受信のテストが可能であれば参考になるかと存じます。
   試験電波発射スケジュール等は弊社HPをご参照ください。
                 http://www.mmt-tv.co.jp/digital/index.htm 
   よろしくお願い致します。今後ともミヤギテレビを宜しくお願い申し上げます。
 ★東北放送の回答メール
   尾崎様  
   今回お問い合わせのありました件について、送付いたします添付資料にてお答えさせていただきます。今後とも
  よろしくお願いいたします。
                      
                 東北放送視聴者センター

   『 いつもTBCテレビをご覧頂きありがとうございます。 お問い合わせの内容でございますが、現在アナロ
    グTV(TBC)は 西塩釜中継局をご覧になっておられると思います。 デジタル放送になりますと、お住まい
    の泉ヶ丘地区は仙台の大年寺山から送信している親局の電波を受信することが可能になると想定して
    おります。(コンピュータによるシミュレーションの結果から) 現在、アナログの仙台からの電波は、確か
    に写りが悪く西塩釜中継局 の電波を受信して頂いている状況ですが、デジタル放送はその性質上 「写
    るか写らないか」で中間の「写りが悪い」ことがなくなると言われています。 従いまして、西塩釜地区は
    仙台親局のエリア内でございますのでデジ タル中継局の建設については、本放送開始後に十分な調査
    を行ないながら、建設について要否を検討させて頂きたいと考えております。
     お問い合わせどうもありがとうございました。これからもTBCテレビを宜しくお願いいたします。  』
 ★東日本放送の回答メール
   いつもKHBの番組を見ていただきましてありがとうございます。お返事が 遅れましてすいません。仙台
  地区では早い局(NHKと当社を除いた民放3社)は今年12月よりデジタル放送を開始しますが、当社は
  来年7月1日に開始する予定です。よろしくお願いします。
   さて、ご質問の件ですが、デジタル放送の場合でも仙台局からの電波が届きにくいところでは、基本的に
  デジタル中継局を新たに設置して、その中継局のチャンネルでご覧いただくことになります。ただ、お客様
  のお住まいの塩釜地区は仙台からの距離も近く、仙台のデジタル電波を直接受信できるとのシミュレーシ
  ョン予測がでていますので、仙台の電波をご覧いただけるものと思われます。デジタル放送の特性からある
  程度以上の電波の強さがあれば、良好に受信できます。受信する場所の立地(高い場所にある、あるいは
  仙台から見て山陰になる)などの地形的なことや、アンテナ高さ、種類などの受信条件により、個々の受信
  状況も異なってくることもあると思います。仙台デジタル局の試験電波は各社とも既にでていますので、デジ
  タル用テレビで、実際にご確認いただくこともできるかと思います。よろしくお願いします。
                 東日本放送
                 http://www.khb-tv.co.jp
                 TEL 022-276-8111
 ★★マリネット(塩釜市ケーブルテレビ)の回答メール
   尾崎様
   日頃はマリネットをご利用頂きましてありがとうございます。お問い合せ頂きました件につきまして、ご回答
  申し上げます。弊社での地上デジタルの対応としましては、仙台より電波を受けられるエリア内となっており
  ますので、12月の開始時にあわせて設備を整えている状況です。なお、弊社は同一周波数パススルーと呼
  ばれる方式にてお客様宅までお届け致します。デジタルサービスについては現在準備中ではございますが、
  地上デジタル機能を有したセットトップボックス(STB)を設置して頂くことで、ご覧頂けるようになります。
  よろしくお願い致します。
                 送信担当;黒田

【2005年10月21日】 県から回答が来ないので、当方より追加のメールを送信する。
   宮城県教育庁施設整備課 熊谷課長様(T様)へ    
   その後連絡がありませんので、こちらから回答に際して考慮していただ
きたいことを述べさせ
  ていただきます。まず、今回のデジタル化に関して、電波障害がなかった場合のことを考え
て下
  さい。この場合、泉ヶ岡の各家庭はただデジタルテレビを購入してアン
テナ端子に接続すればそ
  れでデジタル放送を楽しめたのです。
   しかし、現実は電波障害対策で有線化になったため、県の工事にてアンテナ
からのケーブルは
  外され、アンテナはもう不要ですと言われ、有線になってい
ます。この状態にてある一部屋の
  テレビをデジタルで楽しみたいと思った場合、
アンテナを廃棄した家庭はまたアンテナを建てる
  工事をしなければなりません。
またアンテナは残っていたとしても、アンテナからのケーブルは
  外されていま
すから、デジタルテレビまでケーブルを引っ込まなくてはなりません。さらに、
  2・3台目のことも考えれば、混合器にて現在の有線とアンテナケーブルを ミックスするのが
  最善でしょう。
   よ〜く考えて下さい。これらの工事は県の電波障害があったから発生すること
なのです。そ
  れがなければ、泉ヶ岡の各家庭においてはこういうことは何もしな
くて良かったのです。した
  がって、こういう工事を各家庭でやるとなれば、当然
県の責任においてやっていただきたいと
  思います。しかし、この電波障害が起き
た泉ヶ岡地域で一件でもアンテナ受信にてデジタルテ
  レビが見れない家庭があっ
た場合、それが塩釜高校の電波障害のためかそうでないかとか争っ
  ても、あの
建物を取り壊して実験しないかぎり誰も証明することはできません。したがって、
  これらを包括して解決する一番の策は熊谷課長様が昨年整備すると言っていただ
いた、有線で
  のUHF設備の新設なのです。そうすれば、各家庭をまわっての
県の工事もいらなくなるわけ
  ですし、一ヶ所の設備工事だけで済むわけです。電波障害を受けた各家庭の思いを考え、これら
  を真剣に検討し、ぜひ県民への
あたたかい決断をされた回答がいただけることを、せつに望み
  ます。


【2005年11月1日】 当方より県へメールを送信する。
  熊谷課長・T 様へ  
  デジタル放送開始まで残り1ヶ月を切り、そろそろ近所の奥様方の あいだでもデジタルテレビ
  の話題がでてきました。ある方からは、
「尾崎さん、頼むからね!」などと言われてますが、
  県の動きは
いかがなものでしょうか。塩釜市泉ヶ岡電波障害地域の方々の期待 を裏切らない、
  暖かい回答を首を長くして待っております。
よろしくお願いいたします。

【2005年11月16日】 県より当方へメール回答が返信される。
  尾崎 章 様 宮城県内において地上デジタル放送が開始されるにあたり、これまで国及び
  先行地域の都道府県の状況を調査・検討を行ってまいりました。ご質問いただいております
  公共施設の設置に起因するテレビジョン電波受信障害についてお答えいたします。宮城県では、
  地上アナログ放送を受信されている方々が、宮城県が新たに設置する建物により、放送電波
  受信障害が生じる場合は、共同アンテナ設置やその維持管理費を負担するなどの障害除去対策
  を行ってきました。このことは国及び他の地方公共団体においても同様であります。地上系の
  テレビジョン放送については、国の放送普及基本計画
昭和6310月1日郵政省告示第660号に
  基づき、地上デジタル放送を平成
18年までに順次開始し、地上アナログ放送は平成23年までに
  終了することとされました。
宮城県内は、地上デジタル放送の開始を平成1712月1日とし、
  受信エリアについては仙台からスタートして順次拡大し、5年半の移行期間を経て現行の地上
  アナログ放送については、平成
23年7月24日に停波となるスケジュールとなっています。今回
  新たに行われる地上デジタル放送については、電波の特性で電波障害地域が大幅に減少すると言
  われていますが、受信エリア拡大にあたっては、必要なサテライトの設置も検討されています。
  なお、塩釜市泉ヶ岡地区は、大年寺山送信所からの地上デジタル放送電波が直接に受信できる
  地域であり、塩釜高校の建物が地上デジタル放送電波の障壁にはならないものと考えられます。
  地上デジタル放送を受信される場合は、エリアの確認とエリア拡大スケジュールを参考にしてい
  ただき、受信者が受信機器を整備することとなります。なお、現在宮城県が行っている地上アナ
  ログテレビジョン放送の放送電波受信障害除去対策は、平成23年7月の停波まで続けることとし
  ています。
           平成
171116                    宮城県教育庁施設整備課

【2005年11月16日】 当方より県(T様)へメールを送信する。
  回答は分かりました。 2つ質問します。
    1.熊谷課長が勉強不足か否か分かりませんが、いったん対応いたしますと回答 したことに対
     する謝罪をお願いいたします。

    2.塩釜高校の電波障害がなければ必要なかった、再度のアンテナ購入設置及び 現行有線信号
     とのミキシングなどに対する補償への回答をお願いします。

   以上を至急回答されることを望みます。熊谷課長殿、よろしく。

【2005年11月16日】 県より当方へ電話が来る。
  課長補佐の雫石という人より電話があり、「担当が私に変わった。ご要望についてはいっさい何
  もしない。」という回答であった。私個人の印象としては、県民にやさしいT様はこういう回答
  が出来ず、代わりに雫石という人が電話をよこしたたという感じであった。電話の要旨はこうで
  ある。

   ・返事は電話でしかしない。証拠が残る文書とかメールという要望には答えられない。
   ・熊谷課長の謝罪はしない。
   ・はずしたアンテナの補償及びミキシングの工事の負担もしない。
   ・なお、これをどういう形で発表しようと、それはあなたの勝手で当方には止められないので、
    ご自由に。
  
というような、横暴な電話であった。

この時点での県の問題点のまとめ
  ・熊谷課長は約1年前の設備対応の要望に対して、「分かりました。そして、
   情報も適宜お知らせします。」の回答を何一つ実行しなかった。
  ・さらに、それに対する謝罪も自らせず、最後は課長補佐に何も対応しない
   旨の電話をさせてよこした。
  ・アナログ電波障害対策により廃棄してもいいよと言ったアンテナの補償も
   せず、そのために必要になった新たな工事に対して何の対応もしない。

 
  というようなことになります。
   これは訴訟すれば勝訴できると考えますが、私の持つ余裕時間とお金では無理があるので、今の時点
   では長いものには巻かれておきたいと思います。しかし、知事メールとか、一段落したら再度挑戦するとか
   考えてみたいと思います。

 
    しかしながら、それにしても、最低限これだけは県としてやって欲しかったものだし、県としてや
   るべきである。「あなたがたの地域はこうなってます。したがって、この度デジタルテレビの受信に
   あたっては、こういうことが必要です。県としては一軒一軒対応できないので、申し訳ないが個別
   にお願いしたい。」と、これぐらいの説明なり、説明会ぐらいは・・・。県はなんでこんな当たり前の
   ことを自発的にできないのか。やはりお偉いお役所様なのか・・・。
    さらに当地域にも課題が残ってしまった。こういう問題は地域が団結して官に立ち向かわねばな
   らないのに、町内会幹部は何もせず放っておいた。そのため最終的には私が個人で立ち向かわ
   ざるを得なかった。そして、今になっても町内会幹部はその不手際について何の説明もないし、こ
   ちらについても謝罪がない。
    県庁は県民の公僕であるべきであり、町内会幹部は地域民の公僕の精神・気持ちを持つことが
   大切である。今の世の中、上に立つ人の察する気持ち・献身の心・思いやり、こんな昔は当たり前
   だったことが失われていっている。これからの日本はどうなってしまうのであろうか。


   まずは、いったんここまで。しかし、機会があれば再度このような
   社会悪に完全と立ち向かいたいと思います。期待していただいた
  方には本当に申し訳ありません。!!!




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